福岡市天神の歯医者「さかきデンタルオフィス」の歯周病治療のページ

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歯周病治療

「歯周病」と本気で向き合いましょう

「歯ぐきが下がった気がする」  「口臭が気になっている」

「歯が浮いたような気がする」  「痛くはないけど、何か違和感がある」……

このような自覚症状がある場合は、歯周病にかかっている可能性が高いといえます。歯周病は、私たちが生きて行くうえで欠かせない大切な「歯」を奪うことにつながる病気であり、できるだけ早期に発見し、適切な治療を行うことが不可欠です。

福岡市天神の歯科医院「さかきデンタルオフィス」では、理想の口元をつくるための歯周環境の整備・再生に力を入れており、機能性・審美性をともに追求した「機能美」の追求に努めています。ハイクオリティな歯周病治療をお約束しますので、お口に違和感を覚えた際は、すぐに当院までご相談ください。

歯周病とは

歯周病とはプラークに棲みつく歯周病菌の影響によって、歯を支えている歯ぐきや顎の骨を徐々に溶かしていく病気です。

まず歯肉に炎症が起きる「歯肉炎」という段階からはじまり、その後顎の骨が崩壊する段階になると「歯周炎」と呼ばれます。

日本の国民病といわれており、10~20代前半の方でもすでに60%が、さらに50歳代になると約80%もの人が歯肉炎であるとされています。

初期には自覚症状が乏しいという特長もあり、軽く見ているうちにどんどん悪化し、最終的には抜け落ちてしまうことも少なくないため、注意が必要です。

歯周病の症状

歯周病の症状には次のものが挙げられます。もし当てはまるものがあれば、歯周病を疑ってみましょう。

  • 歯ぐきが
    赤い
  • 歯ぐきが
    腫れている
  • 朝起きたとき
    口の中がネバネバする
  • ブラッシングすると
    血が出ることがある
  • 歯が
    長くなった気がする
  • 歯と歯の間にすき間ができ
    食べ物がはさまりやすい
  • 口臭が
    気になりはじめた
  • 歯ぐきが
    ムズムズする
  • 硬い物が
    咬みにくい

歯周病の原因とは

歯の表面には、だ液成分の一つである糖たんぱくがつくる薄い皮膜があり、これにむし歯菌が付着すると食べカスに含まれる糖分を分解して、プラーク(歯垢)またはバイオフィルムがつくられます。これは、さまざまな細菌の棲みかとなるものです。

その細菌の中には多くの歯周病菌が含まれており、それが出す毒素が歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病が発症します。そして悪化するにつれ、歯ぐきや顎の骨といった歯周組織が徐々に破壊されていきます。

プラークや、それが硬くなってできた歯石は、だ液の自浄作用では落とすことができません。歯周病の悪化を防ぐには、歯科医院で機械的に取り除くことが必要になるのです。

当院の治療法

当院の院長は日本歯周病学会専門医の専門医であり、日本臨床歯周病学会の指導医でもあります。

歯周病治療についての高い知識と技術、そして実績を持っています。

そのため難しい症例への対応も可能であり、患者さんの歯を1本でも多く守れるよう、一人ひとりに合った治療法のご提案に努めています。こちらでは、当院で行っている治療法についてご紹介します。

ポケット診査

「プローブ」というものさしのような器具を使って、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の深さを測定します。

歯周ポケットは歯周病の悪化にともない深くなっていくため、測定した深さによって進行度を知ることができます。

歯の動揺度検査

ピンセットで歯をつまみ、歯がどれだけ揺れるか測定します。

歯周病は悪化によって歯ぐきや顎の骨が溶かされ、支えを失ってグラついていきます。そのため、揺れが大きいほど悪化していることがわかるのです。

測定結果
動揺度0 正常な状態 ほとんど動かない
動揺度1 初期の歯周病 歯が前後方向のみに動く状態
動揺度2 進行した歯周病 歯が前後・左右に動く状態
動揺度3 重度の歯周病 歯が前後・左右、上下に動く状態

レントゲン検査

顎の骨の密度を、レントゲン撮影によって調べます。

骨の影が薄くなり、密度が低くなっているほど、歯周病が進行いていることがわかります。

細菌検査

「位相差顕微鏡」という特殊な顕微鏡を使用し、細菌の種類や数などを調べます。検査結果をもとに、一人ひとりに合った治療方法を立案します。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

比較的軽度の歯周病に対し行う処置です。「スケーラー」という器具を使って、歯にこびりついたプラーク・歯石を取り除き、その後「キュレット」という器具で歯周ポケットの中まできれいにします。

歯周ポケット掻爬

中等度の歯周病に対して行う処置です。局所麻酔を施したうえで、歯周ポケットの内部のプラークや歯石、さらに膿や炎症を起こした歯肉組織を取り除きます。

フラップ手術

悪化した歯周病に行う処置です。まず局所麻酔を施したうえで歯ぐきを切開し、顎の骨からはがして歯根を露出させ、歯根に付着したプラークや歯石、膿、感染した歯周組織を取り除きます。処置後、歯ぐきを縫合します。

歯周内科

位相差顕微鏡を用いてお口の中の歯周病菌の種類や数などを特定し、それに合った薬を処方することで治癒に導く内科的治療です。

感染症である歯周病は、原因を突き止められればより効果的な治療が可能になります。一般的な外科的治療に加えて行う画期的な治療システムです。

レーザー

歯周病菌に特殊なレーザー光を照射することで殺菌し、症状を改善する治療法です。

外科的処置や痛みなどの負担が少ない点がメリットになります。

GTR法

歯周病菌の悪化によって失われた歯周組織を再生させる治療です。

骨を再生させたい部分を「ゴアテックス」という特殊な膜で覆い、再生スピードが早い歯肉の侵入を防ぎながら、骨の再生を促します。

エムドゲイン法

位相差顕微鏡を用いてお口の中の歯周病菌の種類や数などを特定し、それに合った薬を処方することで治癒に導く内科的治療です。

感染症である歯周病は、原因を突き止められればより効果的な治療が可能になります。一般的な外科的治療に加えて行う画期的な治療システムです。

CTG(結合組織移植術)

インプラントを埋め込む部分の歯肉が、歯周病の悪化によって失われている場合に行う治療です。

上顎の口蓋(こうがい)から歯肉組織のみを採取し、不足している部分に移植して歯肉の増殖を促します。

FGG(遊離歯肉移植術)

CTGと同じく、不足した歯ぐきを補うための治療です。上皮組織と結合組織という2つの組織を採取して移植し、歯ぐきの増殖を促します。

CTGと比較すると手術は簡単ですが、審美面では多少劣ります。

再生療法について

再生療法は大変高度な治療になるため、自費診療となります。患者さんのご負担はどうしても大きくなりますが、「大切な歯が抜け落ちるのを防ぐ」という対価はそれに見合うものだといえるのではないでしょうか。

当院の院長は日本歯周病学会専門医の専門医であり、日本臨床歯周病学会の指導医でもあるため、再生治療についての知識や技術に定評があります。もちろん治療の前には、患者さんに納得していただけるよう、どういったことをするのか、なぜ必要なのかを、メリットはもちろんデメリットまで丁寧にご説明することを欠かしません。

外科手術をともなう再生療法を安心して受けていただけるよう、細心の配慮をもって治療にあたりますので、ご不明な点などありましたら何でもお気軽におたずねください。

症例
治療前 治療後

歯周病のセルフケア

歯周病は一度かかると風邪のように自然に治ることはなく、歯科医院で専門的な治療を受けないかぎり悪化していくしかありません。しかし、歯科医院で治療さえ受けていれば治る、というものでもないのが事実です。治癒に導くには、治療と併せてご自宅でしっかりセルフケアを継続することが必要になるのです。

つまり、患者さんと当院とが協力して治癒を目指すことが重要になります。当院では、なぜセルフケアが必要になるのか、どれだけ症状がよくなってきたかなどを一つひとつ丁寧にご説明していきますので、確実に効果を得るためにも意識してセルフケアを継続していただければと思います。

症例紹介

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